芸術方面とのつながり【3】

先日、私のグループワークを明石で展開してくださっている講師のマットさんの開催するピットインアワーというセミナーへの参加のお誘いを受けたのでふらふらと明石におでかけしてみました。

そこで新たな年をどんな年にするか、まあいろいろと思案し、どのような行動をしていくか考えていったわけですが、マットさんのイカシタ質問により、いくつかの行動指針が見つかり、今年を充実させていく方策へとつながったのですが、ピットインアワーには出会いというおまけがありました。

参加者の中にジョージさんというデザイナーというかクリエイターというか、そしてそういった人たちを支援していこうという活動を始めた方がいて、たまたま障害者とアートの事業も手掛けていきたいと思っているということでありました。

そこで、私のお客様で関東の方でとても面白い絵を描く方がいるし、また文芸方面でときどき面白い表現をする福岡の方がいるので、ちょっとつないでみようと思い立ちました。

初対面ではありましたが、ジョージさんに近づいていって、話しかけました。

ああ、私が自分から話かけるなど、なかなかないことなのですよ。

でも自分をアピールするより、お客様をアピールするほうが断然やりやすいということに気づきました。

強度HSPで仕事など何をやっても上手くいかずずっと辛い人生を歩んできたDさん。

最近になって絵を描き始めました。

マーブリングという手法を使った抽象画なのですが、繊細さを活かして結構スゴイ絵を連発しているんです。

ASPとADHDさらにうつで、人生何事も上手くいかなかったDさんが絵ではスゴイ絵を連発している。

世に出せないものかと思案していた矢先のジョージさんとの出会いでした。

ジョージさんは神戸市で、まあ、服飾へのプリントや小物へのプリントなどのデザインの関連のお仕事をしているんですが、芸術系統の若者がとても苦労している現状を見て、なにかクリエイターに還元できるシステムは作れないだろうかと思案してきた方でした。

そして障害者のアートもその中に取り入れてやってみようと頑張る人だったのです。

たまたまの出会いですが、私はチャンスの神様の前髪をぐっとつかみ、私のお客様をおつなぎする手配をしました。

ジョージさんもDさんの絵を見て結構面白いと思っていただけたようです。

苦労の人生を歩んできたDさんもちょっと胸をなでおろすことが少しはできたかもしれません。

ひまわりの絵で有名なゴッホは天才の名をほしいままにしていますが、ゴッホはゴッホで、実は売れる絵、十分に認められる絵を意識して描いたと言われています。

自己満足に過ぎない絵ではなかった。

そのあたりを私からはDさんに伝え、自己満足レベルの絵ではなくて、人を喜ばせ感動を呼ぶレベルを目指してほしいと言いました。

可能だと思ったんですよね。

Dさんなら。

絵にはなにやら、Dさんがこれまで苦しんだからこそ表現できる不思議な色合いがたんまり含まれています。

DさんはTwitterで知り合ったのですが、私になぜかよく絡んできたので、いつのまにか仲良くなっていったんです。

私の話を面白いと感じる感性もあったのでしょうね。

しかし、あまりにも苦しい人生に死を匂わせる発言もときどき。

とても苦しいのがよく分かりました。

でね、顔にピアスなども開けるようになってきて、それがまた癖になっていったようで、とても知性がある方ですが、ああ~~なんか痛々しい、と私は胸を痛めていたんです。

なにやら心の叫びが聞こえてくるような感じでした。

「こっちがこれほど苦しいんどんやから、放置すんじゃねえ!!!コノヤロー!!!!」

実際にこのような叫びを聞いたわけでがありませんが、私にはそう聞こえたのですよ。

でね、モニターで受けてみる?

私のプログラム?

ってね、声を掛けました。

私も苦労して作ったプログラムを無料でサービスするなんて、まあ、普通はないんですけれど、メンタルの病気の方にだって少額はいただいているんですけれど、出血大サービスでお誘いしてみたんですよ。

そして、まあグループワークのプログラムを受けていただいたのです。

今12回目まで進んでおりますが、ちょっとずつ道が拓けてきた感じはあるかもしれませんね。

まあ、本人はもともとスゴイ絵を描く才能を知らずしらず人生の中で磨いてきたからでもありますけれど。

まあ、ジョージさんのお仕事のほうが進んでHP等整備されましたら、そちらへのリンクなども貼らせていただきます。

おそらくパーッと世に出ても不思議ではない。

そんな魅力のある絵なのです。

Dさんのご活躍を祈念いたします。

かめ

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